ここみ堂だより 4月号

喘息とは…?

風邪の他の症状がよくなったのに咳だけが続いていませんか?
それって喘息かも。喘息ってどんな病気?

●喘息の症状とは

喘息の主な症状は、咳や痰・息苦しさ・呼吸時のゼーゼー、ヒューヒューなどがあります。

喘息の症状は、1日の時間帯では夜間や早朝に起こりやすいと言われています。

また、季節の変わり目や気温差が激しい時・疲れている時・風邪を引いた時・症状を引き起こすアレルゲンや刺激物質などを吸い込んだ時に起こりやすいと言われています。

喘息の症状のきっかけ

 症状のきっかけとなるものには、アレルゲンとそれ以外のものがあります。アレルゲンとはアレルギー反応を起こす原因となる物質のことで、ダニやカビなどがあります。

アレルゲン以外としては、タバコの煙や風邪が代表的です。症状を引き起こす物質は

人によってさまざまで、いくつかの原因物質が組み合わさって起こることもあります。

喘息の症状を予防するにはこれらの刺激をなるべく避けることが大切です。

喘息の治療薬について

気道の炎症を抑えることが喘息治療の基本です。喘息の治療薬には起こってしまった

発作をしずめるお薬と、発作が起こらないように毎日継続するお薬の2種類があります。

毎日継続するお薬には、気道の炎症を抑える「吸入ステロイド薬」狭くなった気道を

拡げる「長時間作用性吸入β2刺激薬」この2種類のお薬が1つの吸入器に入った

配合剤、気道を拡げたり気道の炎症を抑えたりする「ロイコトリエン受容体拮抗薬」

気道を拡げる「テオフィリン徐放製剤」などがあります。

この中で、吸入ステロイド薬が基本の治療薬として位置づけられています。

症状がなくても毎日の治療を継続することが大切!

症状がなくなってくると、毎日の治療を忘れたり自己判断で止めてしまうことがあるかも

しれません。しかし症状がなくなっても、気道には炎症が残っている可能性があるため、

再び発作を起こしてしまいます。再び発作を起こさず健康な人と変わらない生活を

送るために、毎日の治療を継続することが大切です。

ここみ堂だより 3月号

■生活習慣病とは??

生活習慣病とは、不適切な食生活・運動不足・過剰なストレス・過度の飲酒・喫煙などの生活習慣によってもたらされる病気の総称です。

メタボリックシンドロームとしての肥満症や高血圧症・糖尿病・脂質異常症・動脈硬化症などが生活習慣病と呼ばれます。生活習慣病の重症化や合併症によって、脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)・虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)や糖尿病の合併症としての人工透析が必要な腎疾患・網膜症による失明など、重篤な死亡リスクの高い疾患を引き起こします。これらの重篤な疾患により、身体機能・認知機能・生活機能も低下して要介護状態へと進行していきます。

生活習慣病は、身体活動や運動・食事・喫煙・飲酒・睡眠・ストレス等の日常の生活習慣を改善することで予防できます。

■生活習慣病予防の食生活

☆1日3食、バランスよく食事する

★食べ過ぎに注意し腹八分目を意識する

☆野菜を多く食べる

★食物繊維もしっかり食べる(海藻、根菜類、豆類、きのこ類など)

☆塩分の摂りすぎに注意する(男性7.5g未満/日、女性6.5g未満/日)

★カルシウムを意識して取る

(牛乳・チーズ・ヨーグルト・豆腐・納豆・ししゃもなど)

☆就寝直前の夜食はとらない

■生活習慣病予防の日常生活

★運動不足はウォーキングで解消

☆適正飲酒と禁煙のすすめ

★ストレス・疲れを上手に解消

☆定期的に健診を受ける

ここみ堂だより 2月号

朝ごはんを食べて1日を元気に過ごしましょう!

朝食には脳や体のエネルギー補給や生活リズムの調整、

太りにくい体作りなどの大切な役割があります。

しっかり朝食を食べて脳を活性化させて1日を元気に過ごしましょう。

●1日を元気に過ごす活動源

脳や臓器は寝ている間も活動し、エネルギーを消費しています。

朝ごはんを食べると、エネルギーがいきわたって体が目を覚まし、動きやすくなります。

朝食をしっかり食べることが、1日を元気に過ごす活動源になります。

●より健康的な食生活を送るために「野菜」を取ろう

  • 食べ過ぎを防ぐ
  • 腸内環境を改善する
  • 加齢やストレスに対抗して、がん予防もできる
  • 脂質を改善する
  • 血圧上昇を抑制する

健康を維持・増進するためには、1日に350g以上の野菜をとるようにしましょう。

●太りにくい身体作り

朝食をとらずに昼食をとると、血糖値が急激にあがってしまい、

カラダは余ったエネルギーをため込んでしまうため太りやすくなってしまいます。

●お通じスッキリ!

朝ご飯を食べて規則正しい食生活を心がけることが大切です。

朝ごはんを食べると、腸が刺激されて排便しやすくなります。

ここみ堂だより 1月号

新年、明けましておめでとうございます。
昨年は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

●ノロウイルスとは…?

胃腸炎を起こす感染症は複数ありますが、ノロウイルスによるものをご紹介します。

ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす

ウイルス性の感染症です。長期免疫が成立しないため何度もかかります。

1年を通して発生していますが主に冬場に多発し、

11月頃から流行がはじまり12~2月にピークを迎えます。

原因ウイルスであるノロウイルスは人の腸管内でのみ増殖しますが、

乾燥や熱にも強いうえに自然環境下でも長期間生存が可能です。

また感染力が非常に強く、少量のウイルス(10〜100個)でも感染・発症します。

●どんな症状?

嘔気・嘔吐・下痢(主症状)

その他、・腹痛・頭痛・発熱(軽度)・悪寒・筋痛・咽頭通・倦怠感など。

激しい嘔吐となるのが特徴です。下痢は水様便で一般的に1日に2・3回程度出ますが、

1日に何十回と下痢をするケースもあります。

通常1~2日程度で治癒し、後遺症もありません。

乳幼児や高齢者などでは頻回な下痢と嘔吐で脱水症状に陥るケースもあり、

嘔吐物による窒息のリスクも少なくありません。

●かかってしまった時の対処法

・有効な特効薬はなく対症治療中心 ・「脱水症状」になりやすいため意識的に水分補給

ノロウイルスには有効な抗ウイルス剤がなく、対症療法が行われます。

特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者が感染すると、「脱水症状」になりやすいので、

症状が少し落ち着いた時に、少しずつ水分補給を行ってください。

(乳幼児の場合、ジュースや牛乳などの濃い飲みものを与えたり、一気に飲ませると

吐き戻してしまうことがありますので注意してください。)

脱水症状がひどい場合には、病院で輸液(点滴)を行うなどの治療が必要となります。

下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。

🎉新年あけましておめでとうございます🎉

2025年がスタートしましたね!🌅✨
本年も「ここみ堂薬局」は、皆さまの健康と笑顔をサポートするために全力で取り組んでまいります💪💊

新しい年は、新しい気持ちでスタート!健康に関するお悩みや相談がありましたら、いつでもお気軽にお越しください😊🌈
また、今年も季節に合わせた情報やキャンペーンをたくさんお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに!

2025年が皆さまにとって、健康で笑顔あふれる素敵な一年となりますように🎶
本年もどうぞよろしくお願いいたします!💖

●営業時間
【月・火・木・金】9:00~19:00
【水・土】9:00~13:00

●定休日
日・祝日、年末年始

●年末年始のお休みについて
誠に勝手ながら、2024年12月29日(日)~2025年1月3日(金)までの間は年末年始休業とさせていただきます。

2024年もついに終わりが近づいてきましたね!✨

今年も「ここみ堂薬局」をご利用いただき、誠にありがとうございました😊💊
皆さまの健康をサポートできることが、私たちにとって一番の喜びです🌸

この一年間、皆さまに寄り添いながら、安心してご利用いただける薬局を目指してきましたが、いかがでしたでしょうか?💬✨
来年も、もっと皆さまのお役に立てるよう努力を続けてまいります!

どうぞ良いお年をお迎えください🎍
2025年もよろしくお願いいたします🙌💖

●営業時間
【月・火・木・金】9:00~19:00
【水・土】9:00~13:00

●定休日
日・祝日、年末年始

●年末年始のお休みについて
誠に勝手ながら、2024年12月29日(日)~2025年1月3日(金)までの間は年末年始休業とさせていただきます。

【年末年始休業のお知らせ】

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

●年末年始休業
2024年12月29日(日)~2025年1月3日(金)まで

●営業時間
【月・火・木・金】9:00~19:00
【水・土】9:00~13:00

●定休日
日・祝日、年末年始

ここみ堂だより 12月号

寒暖差アレルギーとは…?

寒暖差アレルギーは、医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれています。

急激な気温変化による寒暖差で発症します。

鼻水やくしゃみが止まらなくなりますが、実際はアレルギーではありません。

寒暖差アレルギーの症状は風邪やアレルギー性鼻炎と似ていますが、

発熱やかゆみ・目の充血などがないのが特徴です。

寒暖差アレルギーの症状は?

寒暖差アレルギーには、以下のような症状があります。

ほかにも、食欲不振や不眠などの不調がみられることもあります。

 寒暖差アレルギー風邪アレルギー性鼻炎
鼻水透明でサラサラしている黄色っぽく粘り気がある無色透明だが、悪化すると 黄色っぽくなることもある
鼻づまりムズムズする数日続き、 次第に軽減していくつらい症状が 長期間続く
くしゃみ一時的に続くことがある3~4回続く場合もあるほぼ出ない
疲れやすさ伴うことがあるある悪化により 伴うことがある

★寒暖差アレルギーを予防しよう★

予防には日々の体調管理が大切です。以下のような対策をして、工夫してみてください。

1. 急な温度変化に対応できる小物を活用する

マフラーやカーディガンなどを持ち歩く・手袋や靴下などで手首や足首をしっかり守るのも

おすすめです。体に感じる温度差を、できるだけ少なくするのがポイント!

2.自律神経を整える

自律神経を整えるために、食事や睡眠など規則正しい生活を心がけてみてください。

3.適度な運動

ストレッチやエクササイズなどの運動を日常生活にとり入れて、

寒暖差に対応できる体づくりを目指しましょう。

ここみ堂だより 11月号

冬場は要注意!ヒートショック

●ヒートショックとは?

ヒートショックは『急激な温度変化により急激に血圧が上下することで、心筋梗塞や不整脈・脳出血・脳梗塞などの発作を起こすこと』です。

医学専門用語ではありませんが、上記の現象を示す医療用語として遍く使用されています。

温かい場所から寒い場所へ移動すると、交感神経が優位となり身体の熱を逃さないようにするため全身の血管を収縮させることで血圧が上昇します。温かい場所へ移動すると、

血管が広がり血圧が下がります。急激な温度変化によって血圧が上昇と低下を繰り返すことで負担がかかり、心筋梗塞や不整脈、脳出血・脳梗塞を誘発します。自宅内では暖房の効いたリビングから移動した先の廊下やトイレ、お風呂で頻発します。

●ヒートショックを起こしやすい人とは?

・高齢者(65歳以上)の方

・生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病) の薬を飲まれている方

生活習慣病をお持ちの方は動脈硬化によって血管の柔軟性が損なわれている可能性があるため、血圧の変動幅が大きくなる傾向があります。

特に高齢者の方は、体温を調節する恒常性機能が低下しているため、外気の温度に合わせた体温調節機能が奏功せず、ヒートショックを起こしやすいといわれています。

●浴室や脱衣所でのヒートショック対策

(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。

(2)湯温は40度以下、湯船につかる時間は10分未満を目安し、しっかりと水分を摂ろう。

(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。

(4)食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。

(5)入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう。

一人暮らしの場合は外部と連絡がすぐ取れるように携帯電話を近くに置いておく、また共同浴場を利用するのも手です。ただし湯冷めに注意してしっかりと防寒するようにしましょう。

ここみ堂だより 10月号

秋に注意したい目の病気

読書の秋🍂暗い照明で字を読んだりする機会が増えて、

目が疲れやすくなったりしていませんか?

読書や勉強には正しい照明に気を付けましょう

●眼精疲労

一時的な目の疲れではなく睡眠を十分にとっても回復せず、

目の疲れが断続的に続くような状態をいいます。

●麦粒腫(ものもらい)

まつ毛の根元や裏側に細菌などが感染してまぶたの一部が赤くはれて、

かゆみから痛みを伴うような状態をいいます。

●中心性脈絡網膜症

網膜の中心にあり一番、物がよく見える黄斑がはれたりむくんだりして中心部が

見えにくくなったり、物が小さく見えたり時には中心のみ色覚異常が現れたりする状態をいいます。

●屈折異常

「近視」「遠視」「乱視」などのように目に入った光が目の奥にある

網膜の上で焦点を結ばないため、物がピンボケして見える状態をいいます。

目のケアの方法

・目の周りを軽くマッサージする。

・目の血行を促進させるため、蒸しタオルやおしぼりで温める。

(ただしひどい充血をしている時はアイスパック等で冷やしましょう)

・パソコンを長時間使用するときは一定間隔の休憩をとり、たまに遠くを見るよう心掛ける。

・涙の分泌を促進させるため、意識してまばたきをする。